ホワイトニングに使われる薬剤の基礎知識

歯を白くしたり、着色汚れを落としたりするために使うホワイトニング薬剤。歯医者で行われるオフィスホワイトニングや、自宅で行うホームホワイトニングをはじめ、一般的に市販されている歯磨き粉にもホワイトニングの薬剤が使われています。
ここでは、薬剤を使うことでなぜ歯が白くなるのかを解説。また、ホワイトニング薬剤購入時の注意点もあわせて紹介しています。ホワイトニングをする前に、ぜひ正しい知識を身につけましょう。

ホワイトニング薬剤は大きく2種類に分類できる

歯を漂白する薬剤

成分の化学反応(フリーラジカル)により、付着した色素を漂白し、歯を白く見せる薬剤。過酸化水素、過酸化尿素、酸化チタンが主な成分として使用されています。

過酸化水素

オフィスホワイトニング剤の主成分として使用されている過酸化水素(別名:オキシドール)。とても不安定な成分で、すぐに水と酸素に分解します。この分解されたときの化学反応により、エナメル質や象牙質に着色した色素・汚れが分解されて歯が白くなります。ただし、薬事法により日本で取り扱えるのは歯科医や歯科衛生士のみです。

過酸化尿素

過酸化水素より刺激が弱い過酸化尿素は、ホームホワイトニング剤の主成分として使用されています。基本的な働きは過酸化水素と同じです。過酸化尿素の場合は、尿素と過酸化水素に分解するときに汚れを落として、歯を白くします。ホームホワイトニング用として使われていますが、ドラッグストアなどでの市販は法律により禁止されています。薬事法により取り扱えるのは歯科医・歯科衛生士のみです。

酸化チタン

過酸化水素を使う際に、化学反応を高める媒介となる酸化チタン。光を照射することで、その反応速度を高めています。

歯の汚れを落とす薬剤

歯を漂白するわけではなく、歯を黄色や茶色に見せている汚れを落とす薬剤。ポリリン酸、メタリン酸が主な成分として使用されています。

ポリリン酸、メタリン酸

歯の表面に付着した成分を分解する成分のポリリン酸とメタリン酸。しかし、歯の組織まで効果を発揮できないので、エナメル質や象牙質に染み込んだ着色汚れは落とせません。あくまでも表面の汚れを落とす成分です。薬事法による制限も少ないため、市販のホワイトニング歯磨き粉の主成分としても使われています。

海外輸入品のホワイトニング薬剤はキケン

ネット通販が広く普及した現在では、個人輸入代行を経由して海外のホワイトニング薬剤でも簡単に手に入れることができます。しかし、どのような成分が含まれているのか知らないまま購入してしまうのはとても危険です。成分の確認が難しいものは使わないようにしましょう。
また、クエン酸や酢酸系薬剤は、ホワイトニングの際に前処理剤として使われているのですが、歯の表面を溶かしてしまうため、素人が安易に手を出してはいけません。歯に深刻なダメージを与えることがあるので、購入は避けるようにしましょう。
もしも購入を考えるなら、最低でも販売している国の安全基準を満たしているのかを確認すべきです。(アメリカ製品ならFDA(米国食品医薬局))また、過酸化尿素をベースの成分濃度が35%程度のものを選ぶようにしましょう。

日本人の歯はエナメル質が薄いことを知っておこう

日本人のエナメル質は海外の人と比べると比較的薄いのが特徴です。たとえ米国FDAから認可されたホワイトニング薬剤だったとしても、濃度が高過ぎて知覚過敏を引き起こしてしまう恐れがあります。そうなると、歯の健康をそこねてしまうことに。認可された商品であっても成分を確認して、低濃度のホワイトニング薬剤を選ぶようにしましょう。

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